大人のいじめは子どもに伝播する

こんにちは!
仮り暮らしの徳永です。

今回のお題は「大人のいじめは子どもに伝播する」です。
ちょうどテレビでも取り上げられましたね。

そりゃそうでしょ、当たり前でしょと思います。何をいまさら。。。小学校にもなれば悪知恵の働く子どももいるでしょうし、攻撃的な子もいるでしょう。

手本を見せるべき大人がいじめをけしかけていたのですから、こうなることは火を見るより明らかです。うちの子はそんな子じゃないと思いたいお父さんお母さんもいらっしゃると思いますが、子どもの態度が家と外とで違うって普通のことですよ。内弁慶、外弁慶という言葉もあるとおり。

お家でいい子だから外でもいい子にしてるとは限りませんよ。

大人が誘導する子ども同士のいじめ

例えば幼稚園や保育園なんかだと、あの子の家はパパがいないからとか、あの子のお母さんはPTAをやらないからといった理由で、簡単に「もう遊んじゃ駄目よ」となります。

それを言われた子は周りの子に言います。「あの子と遊んだらいけないんだよってママが言ってたよ」と。その子がリーダー格だとしたら、あっという間にいじめの始まりです。

この構図は小学校や中学校、高校でも同じです。いや、高校だと親の出番がほぼ無いでしょうから、小中学校ですかね。いずれにしても、子どもはいざコトが発覚してもきっかけを親のせいにできるので、罪悪感は低いです。「だって親がそう言ってたから。親が嘘ついたの?」と。

むしろ親が味方にいる分、強気になれるでしょうね。なんなら「親に言いつけてやる!」くらい言えちゃいますもんね。

大人同士のいじめが子どもに与える影響

繊細な子は「私も同じことしたらきっといじめられる」とトラウマになりますね。無難に過ごそうとか、「次のターゲットは私かもしれない」と思い込んで不登校になるかもしれません。

攻撃的な子、そういう素質のある子はいじめのお手本にするでしょう

大人がここまでやってるから、自分たちもこの辺までならOKだろう、と。それがだんだんエスカレートして、行きつくところまで行けば、待っているのは殺人です。

今はネット上を検索すれば簡単にいじめのノウハウが集まります。何をすればどんな効果を与えることができるのか。そしてそれを動画にしてSNSや動画サイトに匿名で投稿すれば、みんなから注目されてイイ気持ちに浸ることができます。

子ども自身がそれを反面教師にしてくれれば良いのですが、なかなかそうもいきませんね。

子どもは大人の背中を見て育つ

子どもが見ているのは親の背中だけではありません。周りの大人の背中も見ています。今あの人ポイ捨てしたな、歩きタバコしてるな、傘を横持ちしてるな、駅員さんに怒鳴りつけてるな、喧嘩してるな…言い出したらキリがありません。

学校では当然、先生の背中を見て育ちます。先生が人を馬鹿にするなら子どもも人を馬鹿にするようになります。過日、白虎隊士の墓石に上った中学生がいましたね。あれなんか、まさにその典型です。

何でしたっけ、ニヤニヤ笑いながら「怒られたからおりてねー」でしたっけ。思い出しても胸糞悪いですが、人様から叱られてもニヤニヤ笑い、そのうえ子どもに注意する言葉が「怒られたから」おりてねーって。開いた口が塞がらないとはこのことかと思いました。

そういう、人を馬鹿にした、人をなめたような態度をとる輩が教えるクラスの子は、暴力的になったり挑発的になったりします。子ども自身が「そうはなるまい」と思っていれば別ですが、そういう自制ができない子は本当、「キミいま何歳?分別つかないのかな?」と問いたくなるような振る舞いをするようになります。

手本を見せるべき大人が、大人たりえなければ。。。

 

それでは、今回はこの辺で。
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