こんにちは!
仮り暮らしの徳永です。
今回のお題は「いじめはなくならない」です。
「いじめ」がなくなることはない
悲しいですが、嘘だと思いたいですが、信じられないですが、いじめはなくなりません。昨今は学校が長期休暇に入る前後で「いじめ」が話題にあがりますが、「いじめをなくそう」と言っているのは一部の人間だけです。
だいたいにして、「いじめはだめだよ」「いじめをなくそう」と言われてハイそうですかと解決しますか?しませんよ。そんな簡単に口で言って解決するなら、いじめはとっくの昔になくなってます。
子どものお手本たる大人が「いじめ」をしている
子どもは親の背中を見て育つと言いますよね。じゃあ、親御さんの振る舞いはどうでしょうか。親御さんと同世代、同じくらいの年齢の大人たちの振る舞いは?
故意に無視される、自分にだけ連絡網が回ってこない、仕事を押し付けられる、何かやれば嫌味を言われる。ともすればスマホで撮られてSNSに晒される。
信号無視と同じです。幼稚園や保育園で「青になったら渡ろうね」と教わった我が子を自転車に乗せて走っていたら、渡ろうと思ってた所にある歩行者信号が赤になってしまった。交通量は少ない。今なら行ける。ヨシ行っちゃえー。
子どもはそれをちゃんと見ています。「あれ?渡っちゃった。そういうことしてもいいんだ」と思いますよね。いじめだって同じことです。
ともすれば大人の方が、「誰々ちゃんのお父さんとお母さんは離婚したんでしょ?育ちが悪いからもう一緒に遊んじゃ駄目よ」とか、「お前こんな簡単な問題もできないのかよ。頭悪いなぁホント」とか、平気で言いますよね。
まず大人が自らの行いや考え方をあらためないと、子どもの世界からいじめがなくなるワケがありません。
そもそも「いじめ」は人間の本能では?
聞くところによると、縄文時代には「いじめ」は無いという意見が多いですね。本当かどうかは分かりませんが。でも弥生時代あたりのむかーしむかしからの権力争い、下克上、なんでもいいですけど、「人を攻撃する」という歴史を繰り返して今日の私たちがいるわけです。「誰かを蹴落として自分が偉くなる」の繰り返しですよね。
それは現代の人間の赤ちゃんにも言えると思います。なんなら1歳とかそのくらいから、気に入らないことがあれば物を投げたり叩いたりしますよね。言葉を話し始めたら「あの子のお弁当、まずそう」とか、「ブス」とか「バカ」とか「ボケ」とか、ポンポン出てきますよね。
いじめって、人間の本能も絡んでると思います。それを「してはいけないこと」と認識して理性で抑えるんだと思うんです。その「してはいけないこと」を学ぶのが保育園だったり幼稚園だったりです。そこでちゃんと叱らないと「やってもいいこと」だと認識してしまいます。
いくら先生が「いじめはダメよ」と言ってても、その先生がほかの先生をいじめていたり、親が別の誰かを「あーもうサイアク。まじ何なのあいつ」とか言っちゃったり。極めつけに「ウチの子は悪くないわよ!」をやらかしたり。子どもを可愛がるのはいいですけど、勘違いしてる大人が多いです。
いじめをなくすには?
そういう世の中で育ってきたのですから、いくら「いじめはダメだよ」と言われても、納得できません。「なんで?大人はやってるじゃん」と思ったり、「いかにばれないようにやるか」を考えたり。むしろ「自分たちの楽しみを取り上げられる」と思っていたって、不思議ではありません。
本当に「いじめ」をなくしたいなら、それこそ遺伝子をいじるか、脳をいじくってそういう悪さができないようにするか、半アンドロイド化して思考の一部をプログラミングするとかでもしないと、いじめって無くならないと思います。
人間は、「誰かからやらされる」よりも「自らの意思でやる」方が身が入ります。周りの人間がいくら「いじめはダメだ」と言ったところで、何の効果もないと思います。むしろそれをあざ笑うかのように、いじめ関連のニュースが目に付きますよね。
でも、少しでも大人の振る舞いが改善して、子どもに口頭でも態度ででも正しいことを示すことができるようになれば、いずれはきっと。さて、いったいあとどれだけ待てば来るんでしょうかね、そういう世界は。
それでは、今回はこの辺で。
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