徳永について_17_奨学金と借金に苦しんだ

こんにちは!仮り暮らしの徳永です。
今回のお題は「徳永の借金苦」です。
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徳永は今、奨学金を毎月だいたい2万円ずつ返済しています。この「2万円」がとても重い時期がありました。
20歳で妹の大学入学金としてサラ金で借金をさせられて以降28歳まで、自身の奨学金返済や父親の入退院通院費用などなど10年近く、本当に長いこと苦しみました。
20歳の誕生日プレゼントがサラ金との契約書かよと、親に言ってもどうしようもないのに言ったりして。「お姉ちゃんでしょ!借金って言うな!」と言われてましたね。
断固拒否すればあんなに苦しむことはなかったんですが当時は私も大学進学はしたほうが良い派だったので。自分の奨学金返済も抱えていたので本当に嫌でした。

まぁその妹もわずか1年で大学を中退して蒸発するんですがね(^o^)ノ

ちなみにですが、徳永の奨学金は返済できず猶予申請した年もたくさんありますので、だいたい45歳くらいまで返済し続けないと終わらない計算です。私が宝くじに高額当選するとか、もらい事故に遭ってお見舞金をがっぽりもらえるとかあれば別ですが。

そりゃあもう、そうとう苦しんだ


かつては、っていうかほんとつい数年前までは、暗-い海の底に沈んで浮上できない気持ちになっていました。それこそ何度も何度も何度も何度も。
「なんでうちの両親は学資保険に入ってくれなかったんだ」
「なんで実家は貧乏なんだ」
「なんでこんなにお金が足りないんだ」

「あーもう疲れた。死にたい消えたい死にたい消えたい楽になりたい。楽に死ねる方法とかないのかな即死できるとか眠りながら死ねるとか。それでいて死体を跡形もなく溶かす方法とか。死体は汚物垂れ流しで汚いって言うしね。自殺はやめよう?生きたいと願って死んでいった人の気持ちにもなれ?せっかくオカアサンが産んでくれた命に感謝して生きろ?ハッ綺麗ごと言うなよ偽善者が。こんな貧乏で夫婦喧嘩ばかりで挙句の果てには泥沼離婚する家に産んでくれなんて誰も頼んでないし。じゃお前が借金肩代わりしてくれるのかよ私の生活の面倒見てくれるのかよその後の人生まで。自己破産?んー将来を考えるとちょっとな。。。それに死んだら借金の支払いが親族に行くのか。仮り暮らしもあるしな。なんとかいい感じにできないかな」とアレコレ思っていました。

大真面目にです。まぁそれもいつしか、「できることからやってればいずれ報われるよ」と思えるようになりました。

それまでは毎日のように、気が付けば死について考えていたので結構きつかったです。

人間、貧乏を極めると本当に、心が貧しくなりますよ。

人と比べて惨めになった

いつだったか「財布に5000円確保は社会人の心得」「えっ生命保険入ってないの?今からでも入ったほうがいいよ、俺は高校生くらいからずっと入ってるよ」と言われたことがあります。

その場はアハハハハーと流しましたが、実は「んなこた分かってるんだよ。あんたはいいよねお金があって。貧乏人の暮らしなんか分からないでしょうよ。下手に口出しするなよな」と腸が煮えくり返りました。そんなこと言うなら給料上げろよ糞が!とも。

というのも、私は成人した年に妹の大学入学費用をサラ金で借金させられて(親はめでたくブラックリスト入り)その費用を返済してましたし、親が病気したときに何度も治療費のサポートをしています。

借金返済費用だけで月に3万円。奨学金は毎月2万円弱。計5万円ちょっと + 父の入退院通院時には2万円3万円を、手取り17万から捻出していたのです。

貧乏を恨んだ日々

今は借金の返済は終わりましたが、妹の借金を返済中に当の本人が彼氏と一緒に蒸発したときは笑いましたねホント馬鹿らしくて。呪ってやろうかと思ったくらいです。

そして思いました。私の人生ってなんなんだろう。ずっとお金で苦労するのかしら。前世で何かしたのかな。本当にお金に苦労してるよねと。

金の切れ目が縁の切れ目とはよく言ったものですよね。ちなみに本来の意味は「貧乏だと人づきあいができなくなるから人間づきあいが疎遠になってそのうち本当に切れる」というものです。

あと貧乏暇なしですか。生活のために残業を続けてたので、土日に遊ぶ体力なんて残ってないし、なのに副業もしてましたからね、半年くらい毎週土日働いてた時期があります。体力なくて辞めちゃいましたが。

副業をしている間は、この月の収入がこんくらいだから毎月借金をこれくらい減らせるな、と毎日のように計算してました。

なのにいい感じに貯金できた時に割って入ってくる親の入退院通院費用。

まさかとは思うけど、私の預金残高とか給料日とかお金のたまり具合とか把握してんの?と勘繰っちゃって、気が狂いそうでした。枕をぼっこぼこに殴った日は数知れず

食費を削り光熱費を削り家賃も削り娯楽費被服費も削りで、まさに毎日お金の心配ばかりで、文字通り身を削っていたのです。貯金なんて二の次三の次。そしてやってくる住民税という年貢。

今、若者に貯金がない、貯金をしない若者とかいう記事や番組がありますけど、そうじゃないですから。正しくは「貯金に回せるだけのお金が若者には無い」です。

国や病院に殺されるとも思った

冗談ではなく「奨学金に殺される」「税金に殺される」と思ったり、親に強い殺意を抱いたり、「老い先短いのにお金を削ってまで治すの?」と思ったことだって何回も何十回も何百回もあります。

正直言ってたまにニュースになる「役所に火をつけちゃった」「役所の人間をぶん殴っちゃった」人の気持ちが本当に分かる。お金ないのに払え払え払えって、あっちもそれが仕事だし払わなきゃいけないのは義務だしそれは分かるんだけど、でも腹立たしい。

住民税なんて月払いにできるよなんてドヤ顔で言うけどさ、毎月1000円3000円だと終わらないじゃん。なにこれリボ払いかよどこのカード会社だよってなるし。

というように、長々と語れるほどには苦しみました。
以上!
徳永もお金には苦しんだんだよ~というお話でした。
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