こんにちは!仮り暮らしの徳永です。
高校生時代はなかなかのザ・貧乏でした。一番顕著に出るであろう食事事情にフォーカスをあてます。
お小遣い事情
クラスの子は近くのファミレスに寄ったり、カラオケに行ったりゲームセンターに行ったりしていましたが、私の懐にはそんな余裕がありません。毎日が家と学校の往復でした。
たまにマクドナルドやモスバーガーに誘われると見栄をはってみんなと同じ価格帯になるよう選んでいましたが、内心は財布の中身が減ること、昼食代、文房具を買うお金などなど心配事だらけ。一度だけ、デニーズに行った時は「うおっ。。。」と思ったものです。
昼食事情
お弁当には前日の晩御飯の残りを詰めたらいいじゃん、と思われるでしょう。私もそう思っていました。しかしあるとき、母がわざわざお弁当用に複数の冷凍食品やおかずを購入していたことに気が付いたのです。
いくら私が「晩御飯の残りを詰めてほしい」と言っても聞く耳を持たない、「はいはい」と言うものの結局変わることのなかったお弁当の中身。
私は自分の昼食代を浮かせたくてお弁当を作ってもらっていたのに、これでは本末転倒だと思ったのです。以降は学食で安いお弁当を購入したり、コンビニで安いものを買って食べていました。
ツナマヨと赤飯おにぎりだけとか、いなりずし5個セットとか、おにぎりが2つ入ってタクアン付きとか、税込250円~300円以内、たまに贅沢して400円。
塩むすびの出現はショックでしたね、税込100円でしたから2個買っても200円。キャー、ステキ!と。一週間毎日塩むすび×2だったことも、数えきれないほどあります。
母は母で、「娘のお弁当」にこだわりをもっていたのか、はたまた前日の晩御飯を詰められるほどの量を作れなかったのか、それとも「前日の晩御飯なんぞ詰めたら持っていく途中で腐る」と思っていたのか。真相はわかりません。
ですが、この記事を書いていてまた一つ、家庭が思い浮かびました。
晩御飯の残りをお弁当にできるほど潤った食卓ではないことです。そりゃ母も恥ずかしいですよね。徳永さん家の弁当が貧しいと知られることは。
余談1 – 私は図書室にある先生の部屋でお弁当を食べていた!
高校に入っても私の人見知りは治ることがなく、そして誰かといるよりも一人でいたい、遊ぶよりも読書をしたい私は、教室で弁当を食べることがしんどかったです。
なぜなら、一人で弁当を食べることは周囲に「あいつ一人で弁当か」と思われているようで恥ずかしかったから。今は一人ご飯もなんのその、ラーメン屋もファミレスも、寿司屋も一人で行けますよ。
1年生の時はみんな「初めまして」ということで一緒に食べてくれる子がいましたが、それも2年生になるころには疎遠になっていました。そして代わりに図書室の先生用の部屋で食べることになったのです。
きっかけは小学校から私の面倒をよく見てくれていた親友です。読書好きだった彼女は図書室の先生とよく話していて、私を図書室に連れて行ってくれました。
私はただの付き合いで図書室に行ったのですが、この先生がまた良く人の話を聞いてくれる先生で、話すのが楽しくて、「お弁当をここで食べてもいいか」という私の質問に「おー、いいよ。開けとくから好きに出入りして。」と、実に軽く、当たり前のようにOKしてくださったのです。事情も聞かずに。
私はふつうに振る舞うよう気を付けていましたが内心はちょードッキドキ。先生の回答で心からほっとして、ああよかった、と思ったことを覚えてます。きっとその当時から「クラスで浮いてる生徒」として先生ネットワークで共有されていたのだと思いますが、あれは助かりました。
たまに先生の出張などで図書室の先生の部屋に行けない時は、他クラスで仲良くしてくれた友達のところで食べていました。
そうそう、私はバスの都合で始業30分前には学校に着いてしまうので時間を持て余していましたが、この頃からは朝の会が始まるまでの数十分を図書室の先生の部屋で過ごしていました。
私が仮り暮らしのTwitterで「図書室の司書の先生も頼ってみてね」と何度も言うのはこういう背景があったからです。
余談2 -修学旅行の鉄則
私は自分にこういうルールを課していました。
自由行動中の食事は安いところで。おやつは300円以内。商店街の商品は原則「眺めるもの」で、「買うもの」ではない。ただしアルバイト先や図書室の先生などお世話になっている人へのお土産と、自分がたしかに修旅に行ったことを後に残す1個だけ(1000円以内で安いほど良し)、そして友達に「お揃いで買おう」と言われた場合は除く。家族には一番安い菓子詰め合わせ。
(*)高校時代の修学旅行は小学校からの親友や、他クラスで仲良くしてくれた子がいたので楽しかったですが、体験学習で選んだスキューバダイビング、かわいい水着はお値段が高くて買えなくて、やっすいスポーツ水着になってしまい結構恥ずかしかった。そんなの着てるの、当然ですが私だけだし。男子はいいな海パンで。安いもんな!と思ったものです。
(*)ちなみに妹も同じ高校に進学し、同じように修学旅行に行き、同じようにスキューバダイビングを選びました。その際に買った可愛い水着は私のアルバイト代で買ったのです、母が(←)。
さて、次回は食事つながりで、「自宅やアルバイト先での食生活」にします。
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