奨学金、借りる?借りない?

こんにちは!仮り暮らしの徳永です。

今回のお題は「奨学金、借りる?借りない?」です。ちょっと今回は気合いが入ってます。もはやこれ、ちょっとした小説?切るに切れなくて、徳永の過去も知ってほしくててんこ盛りです。お時間のある時にどうぞ。

奨学金の返済はめちゃめちゃ重い

なんだ毎月1万円2万円を20年間払えばいいの?簡単じゃん、なんて思っていると大間違いです。社会人になるとその1万円はとてもとても重いです。中には奨学金が払えなくて自己破産する方もかなりの数でいらっしゃいます。

実家暮らしならさておき一人暮らしをするとなると、多くの人は一人暮らしを始めようとした時に「あ、無理ゲーだ」と気づくでしょう。

ましてやフリーターとなると、苦労するのは目に見えています。幸運にも努力が実って大企業に就職できた場合や寮生活の場合は別ですよ。

奨学金という言葉自体が勘違いを招く原因ですが、奨学金は奨学金ではなくほぼ無審査で借りられる借金です学校を卒業した直後に200万、300万、医学部生ともなると600万とかの借金を背負うことになるんです。

低賃金物価高が叫ばれてる現代の若者に借金を背負わそうなんて(いや自分で選んだはずなんですが)、奨学金利用者を殺しにかかってるとしか思えません。
この記事を読む中学生・高校生の皆さんには徳永の二の舞になってほしくない。ので、この記事を書きました。

一人暮らしの生活費を計算してみよう

徳永サン何言っちゃってんの、なんでそんな物騒なこと言うの、と思うかもしれません。

お給料には「額面」と「手取り」があります。額面は求人誌や求人票にある数字。手取りはそこから各種税金を引いた額です。各種税金には主に「住民税・所得税・社会保険料」があり、年収によって額が増減します。

ためしに、1人暮らしの場合に想定される毎月の生活費を、一般的な初任給として額面20万円で計算してみましょう。

額面20万円なら、一般的に住民税・所得税・社会保険料で合わせて3万円が天引きされますので、手取り額は約17万円です。

いずれも首都圏の一般的な生活費です。一応、節約の余地はあります。
★手取り17万円で生活すると仮定
内  訳 金額(円) 備  考
家 賃 55000 管理費込み
光熱費 15000 電気ガス水道
スマホ 6000 格安SIM想定
ネット 6000 WiFiだと4300円~
定期券 15000
食 費 15000
交際費 20000 飲み会やデート
コンタクトレンズ 5000 徳永は30枚&送料込みで2200円
小 計 A 137,000

上記の合計だけで137,000円です。つまり、お小遣いとして使えるのは33,000円です。なんだ残るじゃんと思うかもですが、これは吹けば飛ぶ金額です。

では、この残った33,000から貯金や生命保険といった「転ばぬ先の杖」、そして急病や職場の人の出産祝いなど急な出費に備えた予備費を作りましょう。ちなみに救急車で運ばれると1万円かかります。徳永は飲み会で出た牡蠣に当たって財布も肉体も精神も痛い目に遭いました。

内  訳 金額(円) 備  考
i De Co 10000 iDeCo公式サイト
生命保険 5000
予備費 10000
 小 計 B 25000
手取り170,000円 – 支出(小計A(137,000) + 小計B(25,000)) = 残金は8000円
手元に残るのは8,000円です手取りが17万円だと、人並みに生活しようとすると8,000円しか手元に残りません。すでに奨学金の返済はできない計算です。

飲み会で牡蠣食べて食中毒になって深夜に救急車で病院送りにでもなろうものなら一発アウトです。歯磨きを怠って虫歯をこしらえてもアウト。ちょっとラーメン食べに行こうとか洋服買おうとか遊びに外出しようとかは、おいそれとはできないでしょう。

そんな生活のどこに、奨学金を返済する余裕があるでしょうか。

そんな余裕、どこにもありません。精神的余裕は無いし、切り詰めて切り詰めて安さを追求する「お金のために毎日を凌ぐ」生活になるので体力的余裕も無いでしょう。
ストレス発散するために外に出よう?ちゃんちゃらおかしいや何言ってんだか。お金なくなるじゃん疲れるし。余計ストレスになるから家にいるのが一番に決まってるよという生活になります。
栄養を取るためにバランスの良い食事をしよう?ふざけてるの?そのお金がないから安い栄養機能食品に頼るしかないんじゃん。あと納豆とかもやしとか卵とか。いずれも栄養の王様デス。
そして生活のために残業をする日々が続いて、徳永みたいに平日は疲れて料理をする時間もない、休日は体力を使い果たして料理をする気が起こらない、ていうか買い物のために着替えることすらだるくてできない面倒くさいという日常がやってくるんです。
挙句の果てには私みたいに、「朝は栄養ビスケット(過敏性腸症候群疑いのため朝ごはん食べられず)+夜は豚肉ともやし + 卵入り納豆ご飯 with キムチ + 翌日の昼はその残り」が何か月も続いたりするんですよ。
奨学金の返済をナメてかかると体壊すし精神も壊します、まじで

本当にその奨学金が必要なの?その学校に行かなきゃだめ?

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学歴不問を謳う企業はありますが、実際はまだまだ学歴社会です。大学は通った方がいいと思います。職業によっては専門学校や短大で十分なところもあるでしょう。

そこで、アルバイトしながら学校に通うとか、学費の安い学校を狙うとか、特待生になるとか色々道はあると思いますが、何とかして借りる奨学金の額を減らすことができないかは本当に真剣に考えた方がいいです。

徳永は大学が遠方(通学片道2時間強)で体力がなくてアルバイトなんて満足にできませんでしたし、貯めたお金は片っ端から生活費に消えたので学費充当なんてできなかったです。
もしアルバイトで毎月2万円を稼ぐことができたら、その年は24万円の稼ぎになります。短大2年間で48万円、大学4年間だと96万円です。もし、その年の夏季冬季春季休暇にアルバイトを頑張ることができて毎回10万円稼いだとかだと、2年で+20万、4年だと+40万です。かなり大きい額を賄うことができます。

できるだけ自力で頑張れる部分は自力で、どうしようもない部分だけを奨学金に頼った方がよいということが分かるかと思います。

高校生のうちから人生設計は始まっていますよ。若いうちの苦労は買ってでもしろ、本当にその言葉のとおりです。朝三暮四ではありません。若い時に苦労しておけば、将来は楽になります。

それでは、今日はこの辺で。ご意見・ご質問は仮り暮らしHPまで!
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