こんにちは!仮り暮らしの徳永です。
今回は前回に引き続き「面白い本を紹介します」です。
余った時間をどうしよーと思ったらぜひ水筒持って図書館にGOです。徳永はここに書いた本を読んできたのが、自分の人格形成にもなったし、考え方にも影響したし、学校生活や貧乏暮らしにおけるストレス解消になっていたなぁと思ってます。
全部図書館に置いてあったし、もし無くてもWEBから他館リクエストすればよかったし、なにより自転車で行けば0円で本が読めるのもありがたかった。「そこまで言うなら探してみるか」と思ってくださったアナタ。もし無かったら他館リクエストしてでも読んでください(ゴリ押し!
本嫌いな人にもオススメ、最初の2ページだけ頑張ってみてください。
図書館戦争
「言葉狩り」が法律でOKになっちゃった日本が舞台です。「こういう言葉は差別だ、教育に悪い。だからこういう言葉を使う本は片っ端から廃棄しよう、焚書もOK」をモットーにした組織とそれを阻止する機関がドンパチやりながら、主人公とその周りが次々に恋人関係になってゴールインするまでが書かれています。
あ、日本が言葉狩りについて・武力抗争についてどう変わっていくかも書かれています。
これは絶対に小説版を読んでほしい。こういう人付き合いができる人間になりたいなぁと思わせてくれる作品ですし、女性は「恋に恋する」ことができるんじゃないかな。女の子が憧れる男性像が描かれています。
あ、一部いじめの表現もありますがスカッとする展開です。主人公の母親は毒親ちっくな表現もありますので、身に覚えのある方は感情移入できると思いますよ。
塩の街
宇宙から侵略してきた「塩」vs 人間のお話です。塩て。って思うと思いますが相手は真面目に「塩」です。男性の方がスーパーマンみたいな人です。
作者は「図書館戦争」と同じ人です。これは単純に徳永が好きな作品の1つだから紹介しただけ。「図書館戦争」は話が長いし、図書館戦争と塩の町は全く違うお話なので、先に「塩の街」から読んで作者さんがどういう感じの小説家なのかを掴むのもいいと思います。
有川さんの作品は他にも「空の中」「海の底」というのもあって、塩の街と合わせて自衛隊三部作と呼ばれています。「海の底」はちょびっとホラーでグロテスクな表現がありますので、どこまで読むかはその人次第。
フリーター、家を買う
これも徳永が紹介したいだけなので詳細はバッサリと割愛。
うつ病を患った母のために、息子が家を買う話です。うつ病に理解の無い父親と、うつ病に苦しむ母親。そしてその環境を変えてあげたい息子と娘の家族エピソードもあります。
正直言って夢物語ですが、本気になればできないことはないんだよねと思わせてくれる作品です。たしかドラマ化しましたが、キャラが崩壊してて開始数分で観るのを辞めました。この作者さんの作品は小説が一番イイです。
少年陰陽師
みんなご存知「阿部清明」に孫がいたという設定で、その「孫」の成長を描いたストーリー。
これも徳永が紹介したいだけなので詳細は割愛。
親の七光りならぬ「祖父の七光り」だと言われて、何かにつけて「清明のお孫さん」というレッテルに縛られて身動きが取れなくなっていたが、ある日を境に決心がついて陰陽師を目指すお話。舞台は平安時代です。
これも前回紹介した漫画「女王の花」のように、その時その時できることを頑張っていくお話です。
彩雲国物語
promo.kadokawa.co.jp3 Tweets23 Shares9 Users4 Pockets彩雲国広報局|角川ビーンズ文庫https://promo.kadokawa.co.jp/saiunkoku/15周年特別イラスト公開中!!第1回ビーンズ小説賞読者賞・奨励賞W受賞『彩雲国物語』の特設サイトです。世渡り下手の父のせいで彩雲国屈指の名門ながら、どん底に貧乏な紅家のお嬢様・秀麗。彼女に与えられた大仕事は、貴妃となってダメ王様を再教育することだった…少女小説の金字塔!
貧乏人だけど実は高貴な身分のお嬢様が政治(マツリゴト)に参加して国を良くしていくよ、というお話。お嬢様みたいな生き方って本当疲れるけど、だからこそフィクションで読むと好きになれるのかも。
登場人物に苦労人が多いです。貧乏だったり、家族が強盗にやられてたり、捨て子からの養子だったり。また、「政治」に携わる人はこうであってほしいという描写も多々あります。が、やっぱり徳永が紹介したいだけなので詳細は割愛。でも物の見方が変わると思います。そして純愛ものです。
以上!
ここで紹介したいくつかの本は漫画版もありますが、漫画の特性上「なぜそのセリフを言ったか?」という背景がまったく読み取れないので、ぜひ本で、いや絶対小説版を読んでほしいです。
*若者の活字離れが叫ばれているけれど、学校も仕事も忙しいし、そもそも図書館が近くに無いしあっても規模が小さくて目当ての本いっつも無いしリクエストしたら平気で2週間3週間かかるし、営業時間も短いからいつも閉まってる。かといって本屋さんで買うのは高いし、あーもういいや面倒くさい。ってなっちゃうんじゃないかな。
高いっていうのは内容が値段設定に合わないというわけではなくて、その価値はあるけど作者さん応援したいから買いたいけど、でもお小遣いから捻出するには高いという意味です。たとえ文庫版500円だとしても。これじゃ本を読まなくなって当たり前っちゃ当たり前なのでは…?
それでは、今回はこの辺で!
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