努力を認めてくれない親との付き合い方

こんにちは!仮り暮らしの徳永です。

今回のお題は「努力を認めてくれない親との付き合い方」です。

「やって当たり前」「できて当然」といっては褒めてくれない親、いますよね。親からの「よくやった」「ありがとう」の一言は子どもにとって最高の滋養なのに。

子どもは親からの承認・肯定で自己肯定力がupする

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「すごいね」「上手にできたね」「頑張ったんだね」「ありがとうね」という親の言葉は、子どもにはとても大切なものです。友達や先生からそれらを言われるのとでは全然違います。もちろん友達や先生からの言葉も心の成長には大きな影響がありますが、親から言われることで自己肯定力がupし、何事にも前向きに臨めるようになります

ところがこれが「何やってんの?」「は?たったこれだけ?」「余計なことしないで!」といった否定する言葉を言われると、自己肯定力ではなく自己否定力がupします。マイナスの方向です。それが溜まってくると、子どもは「私なんて」「僕なんか」を多用して自分で自分を落とし始めます。

一度こうなってしまうとなかなか前向きにはなれません。「私がダメなんだ」「僕は何をやってもとろいんだ」と、挑戦する前から決めてしまい、それが言霊になって自分を締め付け、本当にだめだめになってしまうんです。

<参考:言霊>
日本では言葉には魂が宿るので、強く念じたものや考えたものは実現すると言われています。だからといって「受験に受かる受かる受かる受かる受かる!よし、これで勉強しなくても大丈夫!」というわけではありませんヨ。

気になる方は「言霊とは」で検索してみてくださいね。負の言葉を発してしまったら、「そうじゃない」と思い直すことが重要です。

「余計なことするな!」 ←!?

徳永の小学生頃の実体験です。いつも就寝時には母親が布団を敷いていたので、それを手伝ってあげようと思って先回りして敷いたところ、「なにこれ!誰がやったの?余計なことしないで!!」と言われました。

敷き方など確認しなかった私も悪いのですが、それ以降もう二度と母親を手伝おうなんて思いませんでした(そもそも手伝わそうという考えが母親にはありませんでしたが)。

また、学校の班行動の時なんかでも「勝手にやると怒られる」と思って、指示されるまで何もできませんでした。超がつくほどの指示待ちっ子です。だって自分で考えたことを実行した時に「何やってんの?」と言われるのは、めちゃくちゃ怖かったですから。

大人なら「ちょっと考えれば分かるでしょ」と言えますが、子どもは目先のことしか考えられないので「ちょっと考える」ができません。たとえ余計なことをされたとしても、まずは「やってくれたんだね、ありがとう」と伝えてから、「でも実は、これはやり方があるんだよなぁ~」と言いながら一緒にやり直してあげましょう

そもそも、子どもに触ってほしくないことならその時に言えばいいし、事前に確認してほしいならそれも言えばいいのです。子どもは阿呆じゃないんですから。

認めてくれない親がもたらす悪影響

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子どもが何かを達成しても認めないと、「えっせっかくやったのに。なんで?あんなに頑張ったのがバカみたい」という考えを持ってしまいます。私のように。

強く育てるとかワケの分からないことを言って「やればできるんだ」「できて当たり前だ」「ふーん。・・・で?」などという態度を取ってしまうと、もう最悪です。
どもは「自分は何をやっても報われない。ならもう努力しない」と思うようになるでしょう。
中には反骨精神とか、言われて悔しいから頑張るようになるとかいう大人の都合の良い言い訳が並んだ本がありますが、遅かれ早かれ「努力しない人間」になるでしょう。
そして何事も頑張らなくなります。どうせ自分なんて、と思うようになります。ネガティブ人間の出来上がりです。
そして自分で自分を否定するようになって、それが言霊となり、消えたい、死にたい、生きていても価値が無い、と思うようになるのです。子どものことを異常だ病気だと決めつける前に、親としての振る舞いがどうだったのかを振り返っていただきたいですね。

そんな親との付き合い方

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言霊でも言いましたが、自分で自分を認める・褒めることです。やったじゃん、できたじゃん。上手に作れたじゃん、頑張ったじゃん。そんな時もあるさ。よくやったよ。次やればいいさ。

そうやって、自分で自分を認めてください。褒めてください。親から否定されてるのに、自分でまで否定するのは悲しいことです。

それでは、今日はこのへんで!ご意見・ご質問は仮り暮らしHPまで!