子どもの呼びかけに応えない親

こんにちは!仮り暮らしの徳永です。

今回のお題は「子どもの呼びかけに応えない親」です。

仮り暮らしのスタッフさんと晩御飯の話題になりましたのでブログに投稿します。

皆さんは電車やファミリーレストランなどで、子どもが「ねぇねぇ」と呼びかけているのに空返事をしたり、子どもの目を見ないで「んー?」と返す親御さんを見たことはありますよね。

子どもは親と話をしたい、親に反応してほしいのにその反応を返すものだから、子どもは大声で呼びかけ続けるし親はイライラするし、しまいには「あーもううるさい!静かにして!」と怒ってしまう。私はこういう親子をよく見かけます。

子どもの心理

先に書いたとおり、親に反応してほしいとか、親と話をしたいとか、親に疑問を解決してほしいとか、そういう理由で話しかけるんです。他人でいいなら道行く人にさくっと「ねぇねぇ」と呼びかけるでしょう。

子どもは親と会話することで自分のコミュニケーションスキルを育みます。親の表情を見ながら会話することで、何を言ったら相手が喜ぶ、何を言ったら相手が嫌な思いをする、叱られるを学びます。

同時に、親が自分に関心を持っているかとか、親は自分に愛情を持っているかを確認します。

だから自分が発言した内容で親が笑うとそれを繰り返すし、叱られたら言わないようになるし、無視されたら「自分は親から好かれてない」と思うようになるのです。

親に構ってほしい時期は人格形成の時期でもあります。ここでそっけなくするといわゆる「コミュ障」や「オレ様」、「弱い人」になるかもしれませんよ。

親御さんの心理

今ちょっと手が離せない、しつこい、何度もうるさい、ちょっと静かにしてほしい。疲れてるんだから勘弁してよ。そう思う気持ちも分かります。1回2回ならまだしもそれが何回も、しかも四六時中あるとなると「あーもう、うるさいわ!」とぶち切れもするでしょう。

でも、怒るのはやめてあげてほしいのです。怒ると叱るは違いますよね。理想は「今からこれをやるから、ちょっとお絵かきしてて」ですが、あくまでも理想なのでそうそううまくはいかないです。

1つだけ知っておいてほしいのは、子どもは親との会話を通してコミュニケーション方法を学び、同時に親は自分に関心を持っているか、愛情があるかを確認しているということです。

「ちょっと待って」の多用は危険

いま台所仕事をしてるから、今帰ってきたばかりだから、今テレビ面白いからとかで「ちょっと待って」を使うこともあると思います。いったん作業のキリがよくなってから子どもの相手をしたい、そのほうが集中できると思って言うこともあるでしょう。でも「ちょっと待って」が通用する時としない時があることを知ってほしいのです。

徳永のエピソード徳永の母親は「ちょっと待って」を多用していた。私がトイレトレーニング期間中にトイレサインを出しても「ちょっと待って」を続けていた。子どもの生理現象は我慢に限界がある。当然うまくトレーニングできず、4歳~5歳くらいまでオムツが外れなかった。

そう言われるとたしかに、幼稚園時代の先生はトイレを心配してくれてました。これが悪い方向に働くと、親の「ヨシ」が無いと何もできない子どもに育ちます

子どもの呼びかけに応えなかったら

サイレントチャイルドになるかもしれません。どうせ話しかけてもテキトーに扱われるどころか怒られる、悲しい気持ちになる、いいことないじゃんと学習し、じゃあ何も話しかけないでいよう、という選択をした結果「手のかからない子ども」になります。

本当に「手のかからないいい子」でしょうか?私はちょっと不安に思います。我慢させちゃってるんじゃないの?と。静かな子は全員サイレントチャイルドだとは言いません。ウチの子もしかして!?と神経質になる必要はありません。

でも、サイレントチャイルド(ベビーも)という単語はちょっと気にしてほしいです。

 

以上、ちょっと気になったので書いてみました。
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