友達と親とどっちが大事なの!

こんにちは!仮り暮らしの徳永です。

今回のお題は「友達と親とどっちが大事なの!!」です。

まるで「私と仕事とどっちが大事なの!?」ですね。私そういうのムリです、重い。だいたい仕事しないと生活できないんだから、そういうこと聞くなよって感じしますけどね。

赤ん坊の頃からお世話してきたのは親

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お腹が空いたと泣けばご飯を与え、身体が気持ち悪いと泣けばおしめを替え、眠くてぐずればどんなに遅い時間でもあやしてきたし、遊んでほしいと言われたら一緒に遊び、お子さんの様子次第で仕事を調整して、どんなに疲れていても自分の時間を削っても、世のお父さんお母さんは一生懸命育ててきたはずです

でも、それとこれとは別!

子どもが大きくなって社交性を学びだすと、親よりも友達を優先するようになります。それは生き物として普通のことです。今まで内側(家族)にしか向いてなかった興味関心が外側(他人)に向いてきた。喜ばしいことです。

だからこそ「Aちゃんは持ってるから私も欲しい」「Bくんがやってたから僕もやりたい」「クリスマスはCちゃんと過ごしたい」「Dちゃんはそんなことないって言ってた」など、子どもからそういった言葉が出てくるのは自然なことなのです。

親をないがしろにしているわけではありません

それなのに、売り言葉に買い言葉なのか、それとも至って真面目に発言したのかは分かりませんが、「友達とママ(パパ)とどっちが大事なの!」と詰問する親がいます。子どもを困らせる、満足に友達と遊ぶことができない、親にも友達にも罪悪感を抱く一言になります。

このブログを読んでいただけたなら、もうそんなことは言わないでほしいです。

選べるかそんなもん!

子どもの人格や人生は家族だけで形成されているわけではありません。友達も先生も近所の住民も、多かれ少なかれ関わりあってその子を形成しているのです。特に友達は家族の次に多くの時間をかけて関わりあう存在です。

一緒に笑い一緒に遊び一緒に学び、家族からは得られなくても友達から得られることがあります。家族の視点とは違った視点があることを知るきっかけにもなりますし、自分は人からどう思われているんだろうと知るきっかけにもなります。

友達はお金では買えない一生モノの財産です。そんな友達をどうして天秤にかけられるでしょうか。比べるのが間違っています。親か友達かどちらかを選ばせるなんて、度合によっては精神的虐待を疑われてもおかしくありません

例外

例えば、「うちら友達だよね?じゃあ明日○千円持ってきてよ」「友達だって証明してよ。とりあえずあの店でコレ盗ってきな」というように、いじめっ子を友達呼ばわりしている場合は別です。

いじめられるのは嫌、でも孤立するのはもっと嫌など、子どもなりに理由があって付き合っているのですが、それでもそんな人間関係は友達でなくて「奴隷」です。

早急に引き離したいところですが、それによってますます孤立したりいじめが激しくなる可能性が高いです。くれぐれも慎重に慎重を重ねて誘導してあげる必要があります。

で、友達と親とどっちが大事なの?

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比べられない、どっちも大事だよ、の一言だけで十分です。親は親、友達は友達。それはそれ、コレはコレ。

大事なのはあなたがどう思ったか、です。親は「親が大事」と言わせようとして「比べられないなんてあるか、どっちが大事なんだ。親は大事じゃないのか」と延々聞いてくることがあるかもしれません。

何度聞かれても「比べられないからどっちも大事」だと、ここは頑張りどころです、言い続けましょう。ただ、親は「自分が一番大事」と言われたいだけなので、何を言っても屁理屈言い訳にしか受け取ってもらえません。根気強く。

でもあなたが身の危険を感じるようであれば話は別ですよ。そんなときは躊躇せずに虐待相談窓口である「189」に電話してください。
それでは今日はこの辺で!ご意見・ご質問は仮り暮らしHPまで!