徳永について_7_中学校から貧乏が見える化した

徳永シリーズ7回目ですね。
徳永家は中学校を境目にころころと没落(?)していきます。
今回は借金取りのお話です。ちょっと長いので分けます。

徳永家は貧しかった

徳永家は私が中学1年生くらいから家庭の経済状態が悪くなりました。と思っているのは私だけで、実は前々から悪かったのだと思います。
根拠は分かりませんが、おそらく家のローンに加えて、同居していた祖母の認知症が悪化し介護費用がかさんだのがまずかったのでしょう。そして最悪なことに、これは推測ですが、闇金からお金を借りていたこと
借金のそもそもの原因は、母が言うには「父の浮気」、父が言うには「母の無駄遣い」です。

夫婦喧嘩

この頃から母がたびたび公共料金の支払い期限延長を電話でお願いしていたことを覚えていますし、お金のことで夫婦喧嘩(結構激しい)を頻繁に繰り広げるようになりました。
父が母に詰め寄ったり、それに抵抗した母が包丁を持ち出し、父が木刀で対峙して互いに激しく「殺すよ!?」「やってみろよ!」と威嚇したり、またある時は父が母を家から締め出して、母が警察に通報して(近所の電話を借りた?)警察に仲裁してもらったりもしています。それも何度も。警察も「あぁまたですか」という対応でした。
そうそう、「金の切れ目が縁の切れ目だ」「悪妻は百年の不作だ」という父の言葉を覚えています。

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■vs闇金と、母と私

とうとうサラ金(闇金?)から頻繁に電話が来るようになりました。相手は名乗りもせず「あー、お父さん(お母さん)居る?」と聞いてきて、「いません」「わかりましたー、またかけまーす」。これで終わりですが、必ず決まって私が電話を取らされました。
父母は良くない電話だと分かっていたので私に取らせたのです。無言電話も多かったですよ。一日に何度も来てました。
そして私がうっかり「洗濯物を取り込んでます」とか言うともう大変。父はおとなしく電話を変わってくれましたが、母の場合は怒られるのです。「なんで居るって言うの!言っちゃダメ!いないって言って切って早く!」と。
電話は無理やり終話するのですが、母はその後も「なんでああ言ったの?お母さんいるって分かっちゃうでしょう!?いないって言わなきゃダメ!」とヒステリックに怒る怒鳴るのです。
そう言われても、私はそんな事情知りません。「じゃ電話かけてくる人みんなに「いない」って言うわけ?私が電話に出て失言するのが嫌なら自分で取ってよ!」と反論しますが、余計に激昂されて話になりませんでした(母はヒステリックな人間なので)。
さて、次回は引き続き闇金のお話と、高校生時分で自宅の競売、(長文にならなければ)祖父母の死と、両親の別居について書いていきます。
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